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Sadis子

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ヘタレサディスト女のS子です。男性が責められているのを見て興奮するタイプの人間です。このブログは私の妄想と日記や考察、男の写真が多めです。

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2010/07/21 (Wed) ザ・男の涙

hokuto.jpg


男性の泣き顔画像を探してネットを巡回していたら
以下のような記事を見つけました。
男が泣いてもいいのはどんな時か
という記事を見つけたのでご紹介します。
とっても長くなってしまいました。

海外サイトですんで意訳です
When Is It Okay for a Man to Cry?




男性は女性に比べると感情的になることは少ない。
精神安定のための防御、周囲の感情・状況変化に流されずに冷静を保つ。
男性が感情的になる事が正しくないわけがない、
精神衛生上、感情を表に出さず溜め込むことは良くない。
しかし男性が感情を表に出して涙を流せる場合とはどんな状況だろうか。


男の涙の歴史

強い男がよしとされる文化がどんな時代にもあろうとも
男は常に涙する。
古代ギリシャ・ローマ時代からその記録がある。
ホメーロスのオデュッセイアでは英雄のエピソードとともに
彼の故郷、愛するもののための涙が綴られている事は言うまでもない。
しかしオデュッセイアは孤独や挫折のために涙することはない。
これはギリシャ人が孤独や挫折は男にとって涙を流す理由にはならないと
感じたからだろう。

そしてオデュッセウスは物語の中で涙を隠す姿をよく見せた。

旧約聖書には嘆きの話で一杯だ。
古代ヘブライ人(ユダヤ人)は神に嘆願するために涙する。
作家はこの涙が、男らしさにも神に対しても何の問題も無いとして
あるがまま記録した。これが「涙したイエス」である。
このシーンの絵画に至っては、涙は「もたらされたもの」であり
理性を超越した神々しい魂の産物として捉えられたのだろう。
古代ギリシャと同じように、人前での涙の他に
人々が詮索したがるような人知れずの涙が多く見られる。
偉大な学者、トマス・アクィナスはこの古代ヘブライ(ユダヤ)文化が
後者を好んでいたと位置づけている。


(ホメーロスなんかはちんぷんかんぷんですがつまり背中で泣く男がかっこいいとされてたんですかね。)


中世の日本とヨーロッパの小説は男の涙だらけである。
ベオウルフや平家物語に登場する戦士は無情さ、仲間の死に対して
バケツをひっくり返したように涙するのである。
女性が物語でロマンや無垢な恋心、悲しみや孤独、絶望に涙するように
男性には戦いの意義や平和、理想のために涙する姿を求められていた。


そんなロマンチックな時代を経て、祝いの気持ちから男性が涙することが
世間に受け入れられるようになった。
男と女が抱き合いお互い涙に溺れるような姿も
大衆向けの恋愛ストーリーで見られる。
涙は男性の誠実さや情緒への理解を証明する高潔さの証明をも担った。
時代に合った男らしさの啓蒙。
涙は男性らしさを曲げるものとしては見られることは無くなった
たまには故意だとか女々しく見られたり、嘘泣きに使われることはあるが。

ビクトリア朝時代にはこのような証明としての涙は
女性に求められ、限られたものだった。
女性は美しく壊れやすい、そして情緒と愛に満ちているものだと扱われた。
涙は、繊細さや従順である人間性のあらわれだった。
そしてそれは女性に求められるもの。
20世紀の到来とともに、泣かない男が理想となったようだ。


男の涙とぅでい


さて現代での男の涙はどのように見られるだろうか。
我々は未だに男性の涙に女性のものほど何かを求めているわけではない。
しかし女性よりも男性の涙が受け入れられるケースがあった。
ニューハンプシャーでのヒラリー・クリントンの涙は人々の同情を買った
しかし彼女の傷つきやすさはリーダーシップの欠如として見るのに
好都合なものであった。
反対にミット・ロムニー(対立候補)が何度かニュース番組で
言葉をつまらせる事があったのに全く咎められなかった。
これは男性の謙虚さの証として、
涙の価値が成熟されたからではないだろうか。

近代では泣き虫男はダメ男として取り残される。
衝動に駆り立てられた時は解き放つようにと主張する人も最近はいる。
「石から涙を搾り取ることは出来ない」というように。
私は男の涙の流しどころは我慢と開放との間にバランスをとっていると思う。
常に感情を押し込めるべきではない。
私たちがとても強く憤りを感じた時、悲しみを感じた時には
表に出すべきなのである。
しかしただ感情を開けっ広げにメソメソ泣くのでは人を不快にさせるだろう。
ここに相応しい泣き所をいくつかあげて見た。



男が泣いてもOKなとき

Cry.jpg


1・愛するものの死
もっとも痛ましい親族等の離別

2・ペットの死
ペットは家族のようなものである
馬だろうが犬だろうが男にとって忠実なペットとの関係は深いものだ

3・初めて妻と新しい生命を作り出したとき
息子だろうが娘だろうが新生児に触れた時
多くの男が何かこみ上げてくるのを体験するだろう


kona.jpg



4・プロポーズに対して愛する彼女がイエスと言ったとき
これは伴侶を見つけた人生で最もハッピーな瞬間

5・結婚する瞬間
結婚式で出席者は、新婦を心待ちにしている新郎の目が潤むのを見るのを
楽しみにしているだろう。

6・愛車が(特に初めて所持したもの)がペシャンコになったとき
男と車には絆がある、これは非常に傷つく

7・誰かのために命を落とした人のトリビュートサイトを見たとき
戦死者の記念碑を指でなぞったり、同志の最期に思いをはせて涙する

8・精神的な体験を誰かに伝えるとき
何か強い力に触れたのを感じた時、強い影響力がある
(恐らく宗教的な意味合いかな)

9・選手として最期の試合等が終わった後
君はもうマッチョではいられない!
君はもうこのレベルの戦いを経験することはできない!
君はもう自分自身を毎日鍛えることはない!
行こう、最期の試合だ…

cry02.jpg


10・以下の映画を観た時

ショーシャンクの空に/ライフイズビューティフル/ブレイブハート
プライベートライアン/その他



男が泣いてはいけない時

1・ひいきのスポーツチームが負けたとき
私もスポーツは好きだ。
しかし君を直接知らないやつが負けて、君が泣くのは涙の無駄である。

2・誰かにたよられているとき
たまに男は岩のようにいてほしいと思われることもあるのだ

3・仕事があるのになんか思い出しちゃったとき
私はプライベートライアンのアパムを絞め殺してやりたい!
いやでも仕事しなくちゃ

4・思い通りにいかないとき
小さな子供が思い通りにいかないと泣く
大人の男ならへこむ、しかし立ち直る。

5・くじけたとき
打ちのめされて、手立てがないから泣くというのは逃げているだけだ。
解決しようとしないから泣く、泣くから何も考えなくて済む。
男子たるもの立ち上がり行動せよ。

6・野球で
野球に涙はいらない

7・以下の映画を観ているとき
ゴースト~ニューヨークの幻~





この人はアメリカ人ですので、とってもそれらしい価値観を持ってますね。
我々日本人はそれより感情を出すことがずっと少ないと思うのですが
これだけ見るとこの人はとっても感動屋さんみたいですね。
ヒラリークリントンがどうして泣いたのかは
分かりませんでした。
泣いてる女の子に対して「勘弁してくれ」っていうような
反応を見ることがありますが、そんな状況だったんでしょうね。

しかし何より男性ならではだなぁと思ったのは
泣くことについてこんなに考え込んでいることです。
特に社会的にどう見られるのかをすごく気にしているように見えます。
出ちゃった涙に対して、純潔の表れだとかどんな意味があるか
考えるようなところもそれらしいです。

そして思い出したのがこの人

私の画像フォルダに入れてあるトヨタ社長の涙。

AkioTears.jpg


トヨタ社長が涙 「一人じゃなかった」公聴会後に従業員らと集会

【ワシントン=犬塚陽介】トヨタ自動車の豊田章男社長は公聴会を終えた24日夜、ワシントン市内で米国トヨタの販売店や工場従業員とタウンミーティングを開いた。緊張から解放されたためか、豊田社長は「公聴会でも私は一人じゃなかった。あなた方やあなた方の米国中の同僚と一緒だった」と話すと絶句して涙ぐんだ。
 約200人の従業員らを前に豊田社長は「われわれは岐路に立っている。顧客の信頼を取り戻すため、経営のすべてを再考せねばならない」と英語で語った。
 権限をより強くした日本人以外の役員を社内に置くつもりはないかとの問いには「そういう日が来るだろう。遠くないうちに」と含みをもたせた。
 一方で、感情の起伏も随所でみせ、販売店の代表者が「100%、あなたを支持する」と語りかけると、顔をクシャクシャにしながら目元をぬぐっていた。

『自分が会社を守ろうと思っていたのに
  守られていたのは自分のほうだった』



これは大衆の前での涙のシーンですが、
何かを表すものだとしたらどの部類の涙に入るんでしょうね。
そして男の泣き所的にはオッケーなものなんでしょうか。
私から見るとこの涙で社長の人柄が…というより
社長を取り巻く状況の変化がいかに大きかったかを思い知らされます。
よく袋叩きに耐えたなあ。

困難の後に来るようなこういう場面の涙は大好きです。







蛇足ですがこんなドアストッパーみつけた
ONE MAN CRY


10841851.jpg


欲しい

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ヒラリーの涙 

ニューハンプシャーの予備選直前にヒラリーは涙を見せましたが、泣き崩れたわけではなく、厳しい闘いに傷つく心をちらりと垣間見せた、という感じです。
ヒラリーは見るからに有能なエリートですが、アメリカ国民の中にはそういうのを嫌う層が結構います。
しかし、涙を見せたことで人間味を感じさせることに成功し、ヒラリーはニューハンプシャー予備選で逆転勝利を得ています。

ストッパー、よくそういうのを探し出されますね^^。おもしろいです。

2010/07/22 22:46 | ゆう [ 編集 ]


 

>ゆうさん

そういう涙だったんですね!
詳細ありがとうございます。
バッシングがあったにせよ、勝利はしたんですねえ。
ストッパーは偶然検索にひっかかりました。
商品は(゜へ゜)こんな顔をしてますが
(>へ<)こんな顔だったらもっとよかったのに、と思います。

2010/07/23 22:32 | S子 [ 編集 ]


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